2019年社長年頭挨拶(要旨) 株式会社日本触媒 五嶋祐治朗

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明けましておめでとうございます。
昨年は、日本では甚大な自然災害、世界では米中の貿易摩擦の激化を始めとした混乱など、不安な事柄の多い年でした。一方当社では、ベルギーの新プラントの立ち上げや、ささきしょうこ選手の2年振りの優勝など明るい話題もあり、努力が報われ、前向きな良い年となりました。

当社の主力事業の一つであるSAP事業に危機感と強い志をもって始めたSAPサバイバルプロジェクトも2年が経過し、様々な活動の成果が徐々に出始め、確実に収益貢献してきています。また、昨年はベルギーでのAA/SAP新プラントも商業運転を開始し、更に、インドネシアでのAA新プラント建設を決定しました。拡大する世界需要に応えると同時に、収益性を重視した事業拡大を進めています。

また、成長事業・分野へのシフトを掲げ、3分野8領域をターゲットとして絞り込み、様々な施策に取り組んでいます。また、既存事業の製品群に於いても、需要拡大に応える設備増強や、新たな領域への用途展開も精力的に進めています。

持続的な成長に向けて、人と組織の活性化、社会からのより一層の信頼獲得、グループ経営の強化を課題として掲げ、仕事革進委員会、サステナビリティ推進委員会を中心に活動を開始しています。これらはいずれも「皆が誇れる会社」を目指し、皆が活き活きと働き、その成果が社会からもしっかりと認められ続け、自らも成長し続けることを目的とするものです。それは、皆さん一人ひとりが考動を起こすことから始まります。明日は今日よりもっと良くしていこうという気持ちで、あらゆることに臨んでください。

後半中期経営計画の中に、「その最終年度2020年度には、次の10年の確実な成長を見通せる状態を目指す」ことを掲げています。そして、次の年2021年は、当社創立80周年を迎えます。この80周年が次の90周年、100周年に確実に繋がるよう、後半中期経営計画の目標をしっかりと達成していきましょう。

その過程の中で私たちが志として受け継いでいくべきものが、当社グループの企業理念「TechnoAmenity~私たちはテクノロジーをもって人と社会に豊かさと快適さを提供します~」です。これは、ESGやSDGsの先駆けとなる理念であり、30年近く前から実践している社会にも誇れる理念だと思います。収益だけでなく、事業活動を通じて社会へ貢献していくという考え方、今一度この志を再認識し、「新生日本触媒」の進むべき道をきちんと見定めていきたいと思います。

今年も安全・安定操業をしっかりと継続し、また皆さんと共に健康で幸多い年となることをお祈り申し上げます。


以上

【問い合わせ先】
株式会社日本触媒 IR・広報部
〒100-0011 東京都千代田区内幸町 1-2-2
TEL: 03-3506-7605
E-mail: shokubai@n.shokubai.co.jp

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