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エンジニア

上野 芳崇
「あってはならない」と向き合う、メンテナンスの醍醐味
上野 芳崇  Yoshitaka Ueno
姫路製造所 エンジニアリング部 機械保全担当
(1999年入社・機械工学専攻)
趣味はドライブ。子どもの頃から「乗り物」好きで、ラジコンも自動車が一番好きだった。同期社員と九州一周旅行を敢行し、陸続きなら全国どこへでも気軽に愛車を走らせている。
 日々、当たり前のように稼働し続ける姫路製造所のプラント。その「当たり前」を守るのが、上野の仕事だ。機械保全グループでメンテナンスを担当して六年、電気や窒素・酸素・蒸気・水などを供給するユーティリティ関係や高圧ガス、排水処理と、手がけてきた設備は実に幅広い。それに加えて、現在は高吸水性樹脂の生産に欠かせないアクリル酸プラントの、年間の定期整備を計画していく立場にある。「機械は正直。何かひっかかりを感じると、決まって故障が起きる。データの分析はもちろんですが、稼働音を聴いてわかる時もあります」。そんな上野にも一つ、苦い思い出がある。「絶対、止めるな」と言われていた発電設備が故障し、工場全体の生産をストップさせてしまったこと。だが、その悔しさは貴重な経験として活かされていく。同じ発電設備でわずかに振動が起きているのを見抜き、徹夜で調査して取付部品の角度が微妙に違うことを突き止め、未然にトラブルを防いだのである。「生産現場のトラブルは『あってはならない』こと。それでも現実には、故障もある。『ない』ことを目指す一方で、『ある』ことを想定してトラブルに向き合っていく。精神的にも厳しい仕事ですが、解決できた瞬間がエンジニアとしての醍醐味です」。今、上野は3〜5年先を見通した長期計画の策定を始めている。より適正なサイクルで修理や改善を実施していくことが狙いだ。海外工場の技術支援など培ったノウハウを活かす場はたくさんあるが、上野には新しいプラントを建設するという夢がある。「メンテナンスを任されて、初めて見えてきたことも多い。この経験を活かして、新しいものを創り出すことができたら嬉しいな」。

職種別先輩メッセージ
 
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