DIC化工のSMC及び成型加工事業の譲受契約を締結

 ジャパンコンポジット株式会社(所在:東京都中央区、代表取締役社長:加茂 秀之、株式構成:三井化学65%、日本触媒35%)は、DIC化工株式会社(所在:千葉県富里市、代表取締役社長:笠井 宣寿)のSMC(シートモールディングコンパウンド)及び成型加工事業を買収することで合意し、2020年8月3日に譲受契約を締結しましたのでお知らせいたします。なお、買収した事業はJC化工株式会社となり、2020年12月1日から営業開始する予定です。

■リフォーム需要、自動車ニーズに応え、SMC事業を強化
不飽和ポリエステル樹脂に充填剤やガラス繊維などを混合したコンパウンドをシート状にしたSMCは、耐水性や耐熱水性、高い強度から、キッチン・トイレ・バスなどの住宅設備、自動車など幅広い用途で使われています。近年、住設関係ではリフォーム需要の拡大により、ジャパンコンポジット株式会社が得意とする高機能・高意匠性SMCへのニーズが拡大しています。また、自動車用途では、EV化、軽量化ニーズの拡大により、構造部品や外装に耐熱・強度・寸法安定性に優れたSMCの需要拡大が進んでいます。

■SMC生産能力1.7倍に
今回、DIC化工のSMC事業を取り込むことで、ジャパンコンポジット株式会社のSMC生産能力は1.7倍の33千tに増強され、清水、成田の2拠点体制となり、より安定・強固な供給体制が整うことになります。また、原料である不飽和ポリエステル樹脂からSMC、そして成型加工までの一貫したサプライチェーンが構築されることとなり、顧客へのソリューション提案力をより一層強化してまいります。

■繊維強化複合材でモビリティソリューション戦略強化へ
ジャパンコンポジット株式会社は、モビリティソリューション戦略強化に向け、様々な素材・技術、金型、試作支援機能を活用し、繊維強化複合材であるSMCのモビリティ用途のグローバル展開を強化してまいります。

<ニュースリリースに関するお問い合わせ先>
ジャパンコンポジット株式会社(TEL:03-3516-3002)

日本触媒について:
1941年の創業以来、自社開発の触媒技術を核に事業を拡大。酸化エチレンやアクリル酸、自動車用・工業用触媒などを世の中に送り出し、現在では紙おむつに使われる高吸水性樹脂でトップクラスのシェアを誇っています。日本触媒は「テクノロジー(技術)」を通じて「アメニティ(豊かさ)」を提供する、という企業理念「TechnoAmenity」のもと、グローバルに活動する化学会社です。
https://www.shokubai.co.jp

【日本触媒のお問い合わせ先】
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