2050 年カーボンニュートラル達成に向け、グリーンイノベーション推進部を新設

 株式会社日本触媒(本社:大阪市中央区、社長:五嶋祐治朗、以下「日本触媒」)は、サステナブル経営の主要課題の一つである2050年のカーボンニュートラル達成を目指し、全社的な方針に沿って、生産部門、事業部門、事業創出部門の取り組みを強化しています。このたび事業創出部門では、事業創出戦略・機能の強化を目的とし、2021年8月1日付で、グリーンイノベーション推進部を新設します。これまで事業創出本部各組織で行っていた取り組みの集約、責任の明確化により、循環型社会・脱炭素社会の実現に向けた研究開発及び事業化推進機能を一層強化してまいります。

【グリーンイノベーション推進部の概要】
サステナブルプロジェクトおよびエネルギー・資源に関する研究・企画開発組織を統合し、事業創出本部にグリーンイノベーション推進部を新設。

担当業務
・当社基幹製品(アクリル酸、酸化エチレン)のバイオマス原料からの製法開発
・CO2回収技術および変換技術の開発
・アンモニアの新製法とアンモニア利用技術の開発
・その他、カーボンニュートラルに関する技術の開発
・グリーンイノベーション戦略の検討

 日本触媒は今年4月に策定した2030年長期ビジョン「TechnoAmenity for the future」に向け「環境対応への変革」を進めております。これまでも紙おむつに含まれる高吸水性樹脂のリサイクル技術の開発やリチウムイオン電池電解質イオネル(LiFSI)の事業化、グリーン水素製造用のアルカリ水電解セパレーターの開発など循環型社会・脱炭素社会の実現に向けて取り組んでまいりました。また2020年4月にはR&D組織の事業創出本部にサステナブルプロジェクトを設置し、中長期視点で当社基幹製品のアクリル酸、高吸水性樹脂、酸化エチレンのサステナブル化、世界的に期待されているCO2やアンモニアの有効活用なども目指し研究開発を推進しています。
 この度新設するグリーンイノベーション推進部が中核となり、社内の技術や知見の集約、他社との協業も視野にいれた戦略を打ち出し、2050年カーボンニュートラル実現に向けて取り組んでまいります。

■取締役常務執行役員 事業創出本部長 住田康隆のコメント
 「我々を取り巻く環境は大きくかつ急速に変化しており、日本触媒においてもカーボンニュートラルに向けた取組みを加速しています。今後の環境・エネルギー分野の動向を見据えた上で、研究開発活動の基盤強化と適切な外部連携により、重要な社会課題の解決に資する波及効果の大きな技術開発に取り組んでまいります。」

以上

日本触媒について:
1941年の創業以来、自社開発の触媒技術を核に事業を拡大。酸化エチレンやアクリル酸、自動車用・工業用触媒などを世の中に送り出し、現在では紙おむつに使われる高吸水性樹脂で世界1位のシェアを誇っています(2020年日本触媒調べ)。日本触媒は「テクノロジー(技術)」を通じて「アメニティ(豊かさ)」を提供する、という企業理念「TechnoAmenity」のもと、グローバルに活動する化学会社です。
https://www.shokubai.co.jp

組織図

【関連ファイル】
2050 年カーボンニュートラル達成に向け、グリーンイノベーション推進部を新設

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