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2005年

N−ビニルカルバゾールの新規製造法の開発について

2005年9月1日

株式会社日本触媒(社長:近藤忠夫)は、独自技術によるN−ビニルカルバゾールの新規製造法を開発し、2005年秋より同化合物のサンプル供給を開始する。

当社の技術は、カルバゾールとエチレンカーボネートを原料に用い、独自の脱水ビニル化技術を応用してN−ビニルカルバゾールを製造するもので、取扱いが厄介なアセチレンを使う従来の製法に比べ安全に製造できる特徴がある。当面は一ヶ月あたり数十kg程度のベンチスケールでの生産でサンプル提供をおこなっていくが、既に量産化技術は確立しており、市場ニーズを探りながら量産化体制に移行する。
N−ビニルカルバゾールは融点が65℃の白色粉体で、水、アルコールや脂肪族炭化水素に不溶だが、トルエン等の芳香族炭化水素に高い溶解性を示す化合物で、ラジカル重合性を有するビニル基を利用してホモポリマー及び、種々の共重合ポリマーを合成できる。

N- ビニルカルバゾールを重合して得られるポリビニルカルバゾール(PVK)は、古くから有機物半導体としての性質が知られており、有機発光ダイオード部材や有機トランジスタ等への応用が検討されている。またN-ビニルカルバゾールの1.68以上という高い屈折率に着目し、光(ホログラム)記憶材料への応用も検討されている。

現在、N−ビニルカルバゾールを工業規模で製造できるメーカーが無い事から、工業品としての入手が困難な状況にある。

日本触媒は過去の蓄積技術を駆使して電子情報材料事業の強化に取組んでおり、N−ビニルカルバゾールもその一アイテムと位置付け、サンプル供給を通して国内外の顧客需要の開発、並びに、類似機能化合物のニーズに基づく新規化学品の開発を積極的に推進していく考えである。

以上

[本件に関するお問い合わせ先]

株式会社日本触媒 総務部広報グループ 06-6223-9105