ポリイミレックス® ポリイミレックス®

基本情報

ポリイミレックス®は、日本触媒が世界で初めて企業化したマレイミド(イミレックス®-P)を用いて、新たに開発したマレイミド系共重合体です。無毒性であり、各種熱可塑性樹脂と溶融混練することにより耐熱性を効果的に向上させることができ、新しいポリマーアロイ材料として幅広い用途展開が期待できます。
また、蒸留精製したマレイミドを原料として用いているため、不純物の含有量が非常に少ないことが特長です。

外観

淡黄色

主要グレード

品番PSX0371PAS1460PML203
主モノマーN-フェニルマレイミド、
スチレン
N-フェニルマレイミド、
スチレン、アクリロニトリル
N-フェニルマレイミド、メタクリル酸メチル、スチレン
相溶する
ポリマー
AS樹脂AS樹脂AS、PMMA、MS、PVC樹脂
用途耐熱ABS(高耐熱)、各種アロイ耐熱ABS透明耐熱ABS

基本物性

試験項目試験方法と条件単位代表値
PSX0371PAS1460PML203
比重JIS K7112(B法)1.191.161.20
ガラス転移温度ASTM D3418202167140
重量平均分子量ASTM D3536、PS換算×104131720
荷重たわみ温度ASTM D648、18.6kg荷重、
アニールなし、1/4″
174144125
アイゾット
衝撃強度
ASTM D256、ノッチ付、
1/4″、23℃
KJ/m1.11.21.4
メルトフローレートASTM D1238、10kg荷重g/10min2.6(265℃)22(265℃)5.8(240℃)
屈折率JIS K71051.601.591.52

※表中の数値は代表値であり、規格値ではありません。
※ポリイミレックスは非危険物/指定可燃物(合成樹脂類)です。

特長・特性

  1. 耐熱性を効率良く向上させる
  2. 各種熱可塑性樹脂との相溶性が良好
  3. 無毒性、取り扱い容易
  4. 熱安定性に優れている

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