6つのキーワードで知る日本触媒

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「紙おむつと砂漠」
〜日本触媒の強み

世界の紙おむつの約4分の1が日本触媒製の素材を使用

洗濯が必要な布おむつに代わり、便利で肌かぶれも起こしにくい紙おむつは、今では世界中の赤ちゃんに使われています。生産量は世界で1200億枚を突破。今後もその需要は拡大するものと見られています。この紙おむつの素材として使われているのが高吸水性樹脂(Superabsorbent Polymer “SAP”)。SAPは自重の1000倍もの吸水力を持つ小さな粒状の物質で、独自の技術によって合成した機能性化学品です。

そしてこのSAPをいち早く開発し、世界で最も多く生産しているのが日本触媒です。当社製のSAPは世界の紙おむつの約4分の1に使われ、世界トップレベルのシェアを誇っています。高吸水性樹脂とその原料であるアクリル酸事業は、当社の売上の約半分を支えるコア事業です。

地球の砂漠化防止の切り札としても期待を集めるSAP

国連の発表によると、地球上では毎年多くの陸地が砂漠化しています。その広さは6万km2で、九州と四国を合わせた面積とほぼ同じ。植物が育たない砂漠の拡大は、食糧危機をも引き起こしかねないため、人口増加という問題を抱える人類にとって事態は深刻です。

では、砂漠化をくい止めるにはどうすればいいのか?実はその切り札として世界から注目を集めているのがSAPです。わずか1gで水1リットルを吸収する能力を持つこのSAPを砂に混ぜれば、砂地の保水力が高まり、砂漠を少しずつ緑地に変えられるかもしれない。そこで当社はこれまで、砂漠化の進行が深刻な問題となっている中国内陸部を舞台に、SAPを使用した植林実地試験への参画など緑化・砂漠化防止に携わってきました。当社製SAPは今後、地球温暖化の解決にも役立つものとして大いに期待されています。

また、バイオマス(生物由来の資源)からアクリル酸を生成するプロセスの開発にも取り組んでいます。アクリル酸はSAPの主原料。いずれ石油由来ではない、植物由来のSAP・紙おむつが製品化される日が来るかもしれません。


高吸水性樹脂(SAP)


当社の高吸水性樹脂(SAP)を使用した 植林地実験

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