
社員インタビュー

自社製品の安定供給にまい進
生産技術課
池田 莉央
佐世保高専物質工学科 卒
2013年入社
Q日本触媒を入社した理由は?
高専で物質の組成や合成について学んだ私は、就職に臨んで化学系の企業を目指していました。日本触媒を知ったのは、二代目社長・八谷泰造氏の生涯をモデルにした「炎の経営者」という経済小説を友人に教えてもらったことがきっかけです。八谷氏が戦中から戦後にかけて小さな町工場をグローバルな会社に成長させた物語で、私はそれを読んで知った自社技術へのこだわりと、世界を相手に勇敢に戦った姿に感銘を受けました。そして日本触媒が第一志望の企業となり、2013年に入社。以来10年以上働き続ける中、小説に描かれた日本触媒の企業精神は今日に引き継がれている特色だと感じています。


Q日本触媒で働いてみた感想を
教えてください。
入社前に私が想像していた製造プラントは、スイッチを一度押せば後は全自動で製品ができ上がるイメージでした。しかし、10年前にアクリル酸製造設備のオペレーターとして働き始めてみて、オペレーターはやるべきことがたくさんあり、とても大変な仕事だと思いました。例えば設備装置の調子に波があって、不調なときは手作業で調整や改造を施したりなど-。その後は徐々にさまざまな改良や新技術の導入が行われ、プラントも随分と進化しました。昨今は日本触媒が社を挙げてDX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組んでいるので、その進展に伴ってどんどん働きやすい環境になっていくように感じています。
Q現在の仕事内容とやりがいを
教えてください。
高吸水性樹脂や塗料等の製造に使用されるアクリル酸およびその誘導品の生産管理業務が現在の私の仕事です。具体的には、アクリル酸製品の生産計画の調整や原料・製品在庫の管理に当たっています。アクリル酸には品質保証期限があるため、需給バランスに応じてタイムリーに生産量を調整するのが生産管理の重要な役割。この業務に就いて2年目でまだ勉強中ですが、それまで携わっていたアクリル酸製造設備のオペレーター経験も活かしつつ、営業部門と製造部門の橋渡し役となるように努めています。仕事で楽しいと感じるのは、さまざまな部門の担当者と関わり、日々多くの気づきを得られるところ。若手社員もどんどん意見を言える雰囲気があるので、自分が出した案で業務を改善できたときなどは達成感があります。
Q今後、挑戦したいことは?
日本触媒は紙おむつに使用される高吸水性樹脂をはじめ、人々の生活に必要不可欠な製品を製造する、社会的責任が大きな企業です。現在行っている生産管理業務に新しい技術をどんどん取り入れ、さらなる製品の安定供給につなげて会社の成長に一層貢献することが当面の私の目標です。その実現に向け、職場のDX推進活動にも積極的に参画していきたいと思っています。


ONE DAY1日のスケジュール
- 7:55
出社
- 8:00
ミーティング
- 8:30
生産状況の確認
- 10:00
関係部署と
入出荷の調整 - 12:00
昼休憩
- 13:00
作戦会議
- 15:30
資料作成
- 16:30
退社
OFFの過ごし方
年に数回、友人とサウナ旅行に行きます。自然の中に設置されたサウナを出て目の前の滝や川に入ったり、森の中で外気浴をしたりすると、街中のサウナとはまた違った気持ちよさが味わえます。お寺で座禅を組んだ後に敷地内でサウナに入れるなど、一風変わったところもあります。サウナ後に飲むお酒がこれまた格別です。
