
今年も最先端の研究開発に取り組む吹田地区研究所を訪問し、日本触媒の若手社員と交流しながら、
最新のテクノロジーを2つも見学・体験させていただきました。
一つは金の有効成分をナノ化することができる「金ナノ分散体」を使った究極の基礎化粧品
もうひとつは、紙より薄くて曲げることもできる「有機EL光源」。どちらも興味津々!の体験となりました。
金には肌細胞の活性化や殺菌効果、血行と代謝の促進など数々の美容効果があるとされ、クレオパトラも日々の美容に使っていたと伝えられています。その金をナノサイズにまで縮めて水中に均一的に分散させ、お肌の奥まで有効成分を届けられるようにしたのが「金ナノ分散体」です。今回私は、金ナノ分散体配合の化粧品を使ったエステを体験させていただきました。さまざまな効用が知られている金が肌に浸透するなんて考えただけですごい!


まずは顔半分に金ナノを塗り、エステシャンの方によるフェイシャルマッサージを受けたのですが、鏡を見ると半分だけ顔がキュッと上がっていてビックリ!まさに究極のアンチエイジングです。肩こりがひどいので肩にも塗ってマッサージもしていただいたのですが、血行が良くなったせいか、頑固な凝りがほぐれてとてもリラックスできました。
金は美容に良いと噂には聞いていたものの、身をもって「金ナノ分散体」によるエステを体験し、その効果の凄さに感動しました。実際に商品化されたらぜひ使ってみたいですね。
紙より薄い0.07mmの有機ELフィルムを使った光源を見学・体験させていただきました。
有機ELはスマホやテレビのディスプレイなどにも利用され、私たちの暮らしの中に入り始めた素材です。水や酸素に弱いためガラスで覆われていることが一般的ですが、日本触媒では独自の技術で大気中の酸素や水分による素子の劣化を克服。ガラスで保護しなくても安定的に駆動し、長時間にわたって光を放つ画期的な有機ELの開発に成功しました。


ガラスの保護層が不要だとどんなメリットが生まれるかというと、紙や布のように曲げることが容易になります。そのため肌や服に直接貼ったり、棒状や球状のものに巻き付けたりと、光源の使用場面が劇的に広がります。
私も現物に触れ、柔らかく曲がりながら光る様子を目の当たりにしましたが、いずれは光るだけではなく、文字や動画が表示されるのかと思うとワクワクしますね。
紙のように曲がる有機ELは、想像をはるかに超える斬新さでした。「ディスプレイは固くて平面的なもの」というイメージを覆す、画期的な開発ですね!





