知的財産の活動

当社は、既存事業の拡大・強化および新規事業の創出のため、知的財産を重要な会社の財産であり競争力の源であると位置づけ、事業部門や研究開発部門と一体となって知的財産戦略を推進しております。また、他社の知的財産を尊重し不要な係争を未然に防ぐため開発や事業化の進展に応じた特許調査を実施し知的財産リスクの最小化に努めております。

発明の推進

当社の日々の研究および生産活動から生み出される新たな技術については、発明の掘り起こし活動と、定期的な特許検討会の開催、排他権である特許権の本質とその『活用』を意識した出願活動により、高品質の出願と有用で活用率の高い特許権を維持しています。さらに、コア事業を中心に競合企業を意識した戦略的な対抗出願、権利化の推進により、当社の特許面での優位性を確保するなど、知財状況の変化に機動的に対応しています。
知的財産に関する人材教育にも力を入れておりオリジナル教材による社内特許講習会や社外との協創を効果的に実施するための技術関連契約に関する講習会を開催し研究開発担当者の知財意識の変革・向上にも取り組んでいます。

発明の評価

当社では、社員の知的財産の創出へのインセンティブを高めるために職務発明制度を整備し、出願に値する発明をした社員には出願補償金を付与しております。さらに、会社経営に大きく貢献した発明については発明者を報奨しており、2001年の発明報奨規則制定以来、10件以上の申請があり報奨されました。また、効果的な知財活動に貢献した社員に対して毎年知財活動賞を付与しています。

ライセンス

保有技術の自己実施による自社事業の展開を最優先としていますが、事業戦略、研究開発戦略に基づき、他社へのライセンスよってシナジー効果による社業の一層の発展を図ります。また、社外優良技術の積極的導入や、関係各社との連携強化により、事業機会の拡大及び当社プレゼンスの強化を図ります。

特許保有数

自社実施の保護、オープンイノベーションによる社外連携強化、ライセンスによる研究投資回収などの活動のために知財ポートフォーリオを強化し、また、研究、事業方針に基づき適切な特許の維持管理を行っております。

特許保有件数グラフ

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