株主・投資家の皆さまには、平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
日本触媒グループは、企業理念「TechnoAmenity ~私たちはテクノロジーをもって、人と社会に豊かさと快適さを提供します」を掲げ、グループの持続的成長と企業価値向上を目指しております。この企業理念には、単純に物質的な豊かさだけではなく、人々が精神的な面も含めて、快適で安心して暮らすことができる社会づくりに貢献するという想いが込められております。
2025年4月にスタートした中期経営計画2027では、事業ポートフォリオの変革実現を最優先課題として取り組んでおります。ソリューションズ事業では、注力する成長事業領域「スペシャリティ」「エレクトロニクス」「コンストラクション」「エネルギー(電池)」において生産能力の増強や人員の増員等の積極的なリソース投入により、成長の確度が年々高まってきております。マテリアルズ事業では、グローバルサウス市場での需要の拡大を見据え、インドネシアで高吸水性樹脂の生産能力増強を進めるなど、事業強化に向けた取り組みを推進しております。
また、これらの事業戦略を支える基盤として、資本効率を重視した経営にも取り組んでおります。ROIC(投下資本利益率)目標の導入や株主還元の充実等を通じて、資本の有効活用と企業価値向上を図ってまいります。
こうした方針のもと、財務戦略として、2027年度末までに株主資本比率を60%近傍まで引き下げることを目標と定め、2024年度から2027年度の4期間において、配当性向100%またはDOE(株主資本配当率)2%のいずれか大きい金額の配当を実施いたします。また、同期間に政策保有株式を50%縮減し、売却で得た資金を活用して約200億円の自己株式取得を実施することで、資産・資本効率性の向上を図ります。
昨今の世界情勢の不安定化をはじめ、これまで以上に事業環境が変化する中、当社は持続的な成長に向けて、強みである技術力と結束力を発揮し、全社一丸となって変革を推し進めてまいります。そして企業理念のもと、人と社会の将来のため、株主・投資家の皆さまとの対話を重ねながら、持続可能な社会の実現と企業価値向上を目指します。
株主・投資家の皆さまにおかれましては、今後とも一層のご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
2026年6月
代表取締役社長




