DX人財社員紹介 02

現在の仕事内容

全社のネットワーク・システムを支えつつ
DXに向けた基盤進化を図っていく

IT統括部は、自社内のネットワークやシステムなどのインフラ基盤を支え、随時最新の状態に更新していく役割を担っています。私が担当している主な業務は、ネットワーク全体の管理。その日常的な保守やベンダーとの協業による機器類の更改、各事業所や関係会社から寄せられる無線化のサポートなどに当たっています。最近では、大阪本社のオフィスリニューアルに伴うネットワークの再設計も自分が担当した大きな仕事でした。
現在、日本触媒は全社的なDX推進をスタートさせており、これからリモートワークやクラウド利用の増大を通じた業務および働き方改革がどんどん加速していくと見込まれています。それを可能にするネットワークの再構築が、今の私に課せられた大きな使命です。社内外で活用するよりセキュアで安定した、快適なネットワーク実現に向けて、日々多角的な視点からあるべき姿を探り続けています。

DX推進の可能性

最新デジタル技術の社内理解が
業務効率化への最初の一手

DXを推進する上で、ビッグデータやAI、AR（※1）、RPA（※2）などをうまく活用していくことが重要と考えています。DXは製造業と非常に親和性が高く、例えば、ビッグデータを利用してさまざまな角度から事業活動の分析・予測を行い、AIで最適解を解析・判断し、ARで遠隔からわかりやすく作業指示を行い、RPAでロボットに任せる仕事を増やしていく、といったイメージです。そこで私たちIT専門部隊が力を入れるべきなのは、全社員にこれらのキーワードを展開し、DXが持つ意味と取り組みに対するマインドを押し広げてゆくこと。皆の正しい理解が進めば進むほど、業務効率化が進んで部門ごとに新たなリソースが増えるなど、よいサイクルが生まれると思っています。

※1）AR（Augmented Reality）＝拡張現実。仮想空間の情報を現実空間で表示する仕組み
※2）RPA（Robotic Process Automation）＝PC上で行う業務をロボットで自動化する技術

日本触媒のDX推進に向けて

DXには全社的な協力が不可欠ゆえに
他部門への積極的なアプローチが必要

DX推進は本社のDX推進本部とIT統括部だけでできることではなく、R&D部門や各製造所、営業部門など他部門と協力し合う全社一丸の取り組みが必要になります。私は全部門と積極的にコミュニケーションを取り、各組織が抱える課題や改善するべきポイントをしっかり捉えて解決していく、強い思いを持つことが必要と感じています。私たちIT統括部はDX実現に向かって全社の連携を足元から支える立場であるため、日々自らのITスキル・知識の研鑽に努めるとともに、全社システム基盤の整備・強化を確実に進めていきたいと考えています。