2026年 年頭挨拶 (要旨) 株式会社日本触媒 野田 和宏
新年あけましておめでとうございます。
日本触媒グループでは昨年4月から中期経営計画2027がスタートしました。今回の中計では、特に事業ポートフォリオの変革に注力し、ソリューションズ事業を拡大させるとともにマテリアルズ事業の強靭化を図ることにより、利益を拡大させる計画です。
これまでの進捗を振り返ると、ソリューションズ事業では、ディスプレイ・半導体向け材料が大幅に販売を伸ばしたことや、イーテック子会社化によりコンストラクション分野の規模が拡大するなど、着実な成果が見られました。一方で、スペシャリティ領域ではCO2吸収用途の需要立ち上がりの遅れや台湾における汎用界面活性剤の不振などがあり、課題も明確になりつつあります。事業領域によって状況は異なるものの、ソリューションズ事業全体としては増益傾向にあり、今後のさらなる成長を期待しています。
マテリアルズ事業では、高吸水性樹脂が大きく数量を伸ばしましたが、アクリル酸エステルや特殊エステルの市況が悪化したことやEO需要が低迷したことなどにより、全体としては対前年減益となっています。
今後、国内需要の縮小とともにエチレンクラッカーの再編がさらに進み、当社が扱う中間素材やさらに川下の製品についても影響が出てくると考えられます。また、中国メーカーによる過剰生産は今後も続くことが予想されます。このような変化に対して、当社は柔軟かつ迅速に対応していかなければなりません。伸ばす事業と維持・縮小する事業をこれまで以上に明確にし、より強靭な企業体質への転換を図っていきます。そして、成長事業領域や次世代事業領域への投資を積極的に行って、将来の成長につなげていきます。
中計の利益目標は、事業部門だけでなく、生産・研究・間接部門などの全部門、そして全グループ会社が一丸となって取り組むことで初めて達成できるものです。全員が目標を共有し、達成に向け協力して取り組んでいきましょう。
そして今年も社是「安全が生産に優先する」のもと、確実に業務を遂行し、明るく素晴らしい年となるよう、共に力を合わせていきましょう。