2020年社長年頭挨拶(要旨) 株式会社日本触媒 五嶋祐治朗

  • お知らせ

 明けましておめでとうございます。
 昨年を振り返ってみますと、甚大な自然災害に見舞われ、また、世界経済も減速基調となり、当社の業績にも少なからず影響が出ました。このような予測困難な環境下で、リスクを最小限に抑えるための「備え」が如何に大切かを痛感した年であったように思います。
 このような状況の下、当社は、昨年11月に三洋化成工業株式会社と経営統合の最終合意を交わしました。この経営統合の大きな目的は、将来への「備え」そのものです。今後、さらに激化するであろう世界的な市場競争の中で、生き残り、勝ち残るための「守りの備え」と、さらなる成長、飛躍を目指した「攻めの備え」の両面の「備え」を持つことにあります。
 新会社の社名は、800件を超える社内募集の中から、「Synfomix(シンフォミクス)株式会社」としました。「Synfomix(シンフォミクス)株式会社」発足にあたり次の3つを伝えます。
 1つ目は、「持続可能な社会の創造に貢献しよう」ということです。Synfomix(シンフォミクス)グループは、様々な可能性を掛け合わせ、未知の領域へ常に挑戦し、革新的でユニークな価値を生むことで、生活のあらゆる場面を豊かにし、未来のため、持続可能な社会の創造へ貢献することを目指します。「Synfomix」の名前が世界中で鳴り響くよう、新会社グループ一体となって持続可能な社会の創造に貢献しましょう。
 2つ目は「両社の強みを融合しよう」ということです。Synfomix(シンフォミクス)グループは、日本触媒の競争力ある素材のバリューチェーンと三洋化成の顧客の課題に応えるソリューションビジネスを融合することで、強みのある事業を複数保有するグローバルに存在感のある化学メーカーを目指します。今まで一社ではできなかったことも、Synfomix(シンフォミクス)グループなら必ず達成することができると確信しています。
 3つ目は「違いを認めあい、違っていることを活かそう」ということです。お互いに相手を理解しようと努め、様々な意見や考え方があるということを認め合いましょう。そして、違った考え方を掛け合わせることで、新たな考え方や仕事のやり方を生み出していきましょう。
 新たな挑戦に期待を抱き気概をもって取り組めるよう、まずは心構えから、「備えよ、For the new company」。
 今年も安全・安定操業をしっかりと継続し、皆さんと共に健康で幸多い年となることをお祈り申し上げます。


以上

【問い合わせ先】
株式会社日本触媒 IR・広報部
〒100-0011 東京都千代田区内幸町 1-2-2
TEL: 03-3506-7605
E-mail: shokubai@n.shokubai.co.jp

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