2025年 年頭挨拶 (要旨) 株式会社日本触媒 野田 和宏
新年あけましておめでとうございます。皆さん、お正月はリフレッシュできましたでしょうか。
日ごろから、それぞれの業務に尽力いただいているグループ社員の皆さんに心より感謝申し上げます。
今年も社是「安全が生産に優先する」のもと、しっかりと業務を遂行するようお願いいたします。
当社は昨年、事業戦略と財務戦略を見直しました。事業戦略については、成長事業として、エネルギー、エレクトロニクス、ライフサイエンスの3つの領域に絞りこみ、リソースを集中させていくことを決めました。すでに具体的な設備投資やM&Aなどを実行に移しています。
また財務戦略では、株主資本比率を60%程度に抑えることを目標に、今後4年間、100%の配当を行うとともに自己株式200億円の購入を実施していきます。
現在の中期経営計画は2024年度が最終年度であり、今年の4月からはいよいよ新たな中計期間に入ります。2024年度の業績は昨年度から改善し、回復に向かいつつありますが、現中計の目標達成は難しい状況です。新たな設備投資など将来の成長のための施策を今年も積極的に実行し、次期中計期間である2025~2027年度に、その効果をしっかりと出していきたいと考えています。
大切なことは計画を立てることではなく、確実に実行するということです。そして新たな計画を実行するのは皆さん一人ひとりです。それぞれがやるべきことをしっかりと意識し、スピード感を持って実行していきましょう。
また今日のような変化の激しい時代には、これまでの固定観念にとらわれることなく、ゼロから考えることが必要になります。失敗を恐れず常に新たな挑戦を続けましょう。
よりよい会社にするために、そしてグループ企業理念「TechnoAmenity ~私たちはテクノロジーをもって人と社会に豊かさと快適さを提供します」を実践するために、皆で意見を出し合い、今年一年、共に頑張りましょう。