マンチェスター大学発のベンチャー企業と販売契約を締結

 株式会社日本触媒(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:野田和宏、以下「日本触媒」)は、Holiferm Manufacturing Limited(本社:英国マンチェスター、CEO:Ben Dolman、以下「Holiferm」)のバイオサーファクタントの販売契約を締結しました。本契約にともない、日本触媒は環境に配慮した界面活性剤の販売を日本市場にて促進してまいります。

 バイオサーファクタントとは、微生物が生成する天然の界面活性剤です。持続可能な資源を利用して製造されるため、従来の化学合成界面活性剤に代わる付加価値の高い界面活性剤として期待されています。

 Holifermは化粧品用途としてHoliSurfを展開しており、100%バイオベースで生分解性を有する界面活性剤でありヨーロッパの再生可能原料である蜂蜜に含まれる酵母を使用した自然発酵プロセスで製造されています。HoliSurfは、フェイスクリームからシャンプーまで、多様なパーソナルケア用途で使用されています。さらに、COSMOS※1承認も取得しており肌に優しい界面活性剤として独自の利点を提供します。

 日本触媒は、独自技術の活用に加え外部との連携を通じて国内外での化粧品事業の拡大を進めてまいります。

写真: Holifermのバイオサーファクタント商品一例


※1:オーガニックコスメの品質を保証する国際的な認証制度の一部であり、ヨーロッパの5つの主要なオーガニック認証機関が制定した基準に基づいています

【Holiferm概要】
Holifermは、マンチェスター大学で開発された重力分離技術を基盤として設立されました。企業として、石油化学由来のすべての界面活性剤を天然のバイオ界面活性剤に置き換えることを目指しています。Holiferm製品はマンチェスターのR&Dセンターで開発され、ウォラシーにある1.6KTAバイオサーファクタント工場で生産されます。スキンケア、ボディーソープ、ハンドソープなど、多くの家庭用製品に使用されています。

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