コハク酸 コハク酸

  • 主な用途

    生分解性樹脂、入浴剤、メッキ薬、写真薬、食品添加物(酸味料)

  • 用途分類

基本情報

構造式
化学式C4H6O4
CAS No.110-15-6
分子量118.09
荷姿20kg紙袋、500kgコンテナバック

工業用

納入規格項目単位規格値
外 観白色結晶性粉末
純 度99.0以上
融 点185以上
水 分0.5以下
灰 分0.1以下

食品添加物

納入規格項目単位規格値
性 状白色結晶性粉末無臭
確認試験褐色の沈殿を生じる
含 量99.0以上
融 点185~190
純度試験(1)鉛(Pbとして)μg/g2以下
(2)ヒ素(Asとして)μg/g3以下
(3)易酸化物液の赤色は3分以内に消えない
強熱残分0.025以下

検査方法は食品添加物公定書第9版に準拠。

特長・特性

コハク酸は自然界に広く分布しており、二枚貝、化石、ソウ類、地衣、菌類などに含まれています。1550年、ドイツの学者アグリコアがコハクを蒸留した際に初めて得られたものがコハク酸です。コハク酸は新陳代謝過程におけるクエン酸サイクル(コハク酸脱水酵素)及びコハク酸ーグリシンサイクルで生成し、エネルギーとなる等、人体にとって有効なものです。工業的には無水マレイン酸の水素化により製造されます。日本触媒のコハク酸は1950年の上市以来、食品添加物用途以外に生分解性樹脂、入浴剤、メッキ薬、写真薬等幅広い分野で使用されています。

お取り扱いの際には必ず化学品安全データシート(SDS)をご参照ください。

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