ジルコニアナノ粒子を開発
株式会社日本触媒(本社:大阪市中央区、社長:池田全徳、証券番号:4114.T)は、独自の技術により有機溶媒への分散性能に優れるジルコニアナノ粒子を開発しました。本品は、既にサンプル供給を開始しています。今後、早期の量産化を目指していきます。
当社ジルコニアナノ粒子は当社基幹技術である触媒技術・有機合成技術を応用して開発したものであります。ナノスケールで制御された粒子径、多様な有機溶媒・樹脂への分散良好という特長を有していることから、当社ジルコニアナノ粒子をフィラーとして分散させた樹脂は高い透明性を実現しています。
当社ジルコニアナノ粒子を樹脂に分散させることで、屈折率、アッベ数、誘電率、熱安定性の向上が期待されるため、当社ジルコニアナノ粒子を分散させた樹脂はレンズやディスプレイ等の光学材料、電子材料への使用が想定されます。特に当社ジルコニアナノ粒子を用いる高屈折率樹脂は、今後更に市場規模が伸長することが予想されるスマートフォンやタブレットPCといった携帯情報端末のディスプレイの高画質化の実現に寄与すると考えられます。
今後、ディスプレイ用途での採用に向けたジルコニアナノ粒子の開発に注力していきます。更には、各種溶剤・樹脂への分散体を検討することで、顧客ニーズに合わせた供給を進め、ジルコニアナノ粒子の普及を目指します。
*)ジルコニアナノ粒子:ナノスケール(10億分の1メートル)で粒径を制御した酸化ジルコニウム
本品の詳細については1月16日から東京で開催予定の第4回先端材料EXPOで発表予定です。
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