開発品 日本触媒の中間水ポリマー(生体適合性ポリマー)
- 用途分類
基本情報
| RX-6-GH-30(開発品) | ||
|---|---|---|
| 外観 | 無色透明 | |
| 固形分 | 30 %(水溶液) | |
| 粘度 | 1000 mPas(E型粘度計) | |
| 毒性・安全性 | Ames 陰性(5000μg/plate) 細胞毒性 なし (IC50 >5000μg/mL) 皮膚感作性 なし (投与濃度100%(v/v) 陽性率0%) | |
| 耐水密着性 | ポリエステル | 良好 |
| ナイロン | やや良好 | |
| 塩ビ | 良好 | |
| sus(304) | 不良 | |
| アルミ | 不良 | |
| ガラス | やや良好 | |
特長・特性
- 中間水が多く不凍水の比率が低く、優れた生体適合性を示します
- 架橋剤と組合わせることで、親水性と耐水性を両立した塗膜を形成します。
- 優れた血液適合性を有します。
血小板非活性/補体非活性/非溶血性です。
長時間、血液を凝固させません。 - タンパク質の吸着を抑制します。
- 微生物(細菌)の吸着を抑制します。
- 配合を選ぶことで細胞接着性を制御できます。
抗血栓性と細胞接着性を両立することも可能です。
用途例
- 医療機器用コーティング剤
- 難水溶性医薬可溶化剤
- ドラッグデリバリーシステム(Drug Delivery System, DDS)
- 細胞培養基材
- 細胞組織足場材
特長・特性関連データ
■中間水が多く不凍水の割合が低い

PVPとPMEAは優れた抗血栓性を有するポリマーとしてECMOやDialyzerに使用されています。
GH-30はPVPに匹敵するほど中間水が多く、PMEAに匹敵するほど不凍水に対する中間水比率が高いことが見出されています。
つまり、中間水と生体適合性の関係からGH-30はPVPやPMEA以上の優れた生体適合性のポテンシャルを有していることがわかります。
中間水と生体適合性の関係
・ポリマーに水和した水の状態が中間水※1となることで生体適合性が発現する。
・不凍水※2が多いと生体適合性が阻害される。
※1中間水;ポリマーと緩やかに相互作用し0℃以下で凍結/融解する
※2不凍水;ポリマーと強く相互作用し、-100℃でも凍結しない
■優れた抗血栓性
血小板粘着を抑制し、活性化させません。
【多血小板血漿/静置 1hr】

■タンパク質吸着抑制
①血液由来タンパク質の吸着を抑制します
②表面電荷の異なる種々のタンパク質の吸着を抑制します

■微生物(細菌)付着抑制
種々の用途での原因菌の付着を抑制します(医療、口腔、水処理用途など)



■潤滑コーティング
一定の耐水性を有し湿潤状態での潤滑性に優れた表面を形成します。ウナギのようなヌルヌルした感触の表面を与えます。


水中での潤滑性が高く、ヌルヌルした感触の塗膜となります。PTFE+ヒアルロン酸の表面より潤滑性に優れています。

トリニティーラボ株式会社 TL201Tt
https://trinity-lab.com/

100cycleの摺動でも低い摩擦抵抗を維持する優れた耐久性を有します。
注意事項
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