N−ビニルピロリドン N-ビニル-2-ピロリドン、ビニルピロリドン

基本情報

構造式  
化学式C6H9NO
外観及び主な性状外観:透明液体
分子量:111.14
純度:99.5%以上
水分:0.1wt%以下
2-ピロリドン:1000ppm以下
※記載の内容は保証値ではありません。
化審法番号(既) 5-114
EINECS201-800-4
消防法危険物第4類第3石油類水溶性液体
化学物質管理促進法化管法施行令別表1 No 339
危険物データベース登録4052-186631
安定剤BPA 10ppm(N,N’-ジ-sec-ブチル-p-フェニレンジアミン)

当社のN-ビニルピロリドンは2002年独自に開発した気相製造法で商業生産を開始しました。
この製造法は従来のアセチレンを原料とするレッペ法に比べ、爆発の危険性もなく、クリーンで安全なプロセスとなっております。
本製造技術は優れた化学プロセスに与えられるケミカルエンジニアリング社のKirkpatrick Award(2003年)および日本化学会化学技術賞(2007年)を受賞しています。

特長・特性

N-ビニルピロリドンは非イオン性の親水性モノマーであり、以下の特長を有しています。

  • 他のモノマーとの共重合性を有し、コポリマーの接着性、親水性、強度などを向上させます。
  • 水および大部分の有機溶剤に可溶なため、広い応用範囲を有します。
  • UV照射により反応するため、反応性希釈剤(光ファイバー、木工用塗料)として使用されています。