開発品 紫外線吸収色素(イーエクスカラー®)

基本情報

紫外線吸収色素とは 

紫外線吸収色素は、紫外線による劣化や性能低下を防ぐために幅広く活用されています。紫外線(波長100~400nm)を効率的に吸収し、光エネルギーを熱エネルギーに変換する特性を持ちます。

日本触媒の紫外線吸収色素 (イーエクスカラー)は、その中でも紫外線A波(320~400nm)の範囲にシャープな極大吸収を持ちます。ご要望に応じて、極大吸収波長を制御することが可能です。

ラインアップ

各種溶媒に溶解する3種類と、水溶性の1種類のラインアップがあります。

スペクトル一覧

物性一覧

名称最大吸収波長
(nm)*1
溶解性*2耐熱性(℃)グラム吸光係数
(L/g・cm)*1
U-029326>5%(MEK)300℃以上75
U-10013711%(MEK)300℃以上83
U-035405<1%(MEK)300℃以上84
U-054
(水溶性)
344(水)>10%(水)300℃以上70(水)
*1 トルエン中の測定値
*2 MEK:メチルエチルケトン

特長・特性

高い耐熱性をもち、樹脂への分散性に優れます。

  • 単体として300℃以上の耐熱性を有し、樹脂中においても優れた耐熱性を発揮します。
  • 様々な樹脂に対する分散性に優れ、高濃度での分散も可能です。

シャープな吸収特性を有します。

  • 紫外線A波(320~400nm)の範囲にシャープな極大吸収を有します。
  • ご要望に応じて、極大吸収波長を制御することが可能です。

水や各種有機溶媒に対する高溶解性グレードも取り揃えています。

機能性色素シリーズ(イーエクスカラー®シリーズ)

全体ラインアップ、レーザー吸収剤(レーザー溶着)用途の色素については、以下をご覧ください。