排ガス処理触媒 排ガス処理触媒

基本情報

日本触媒の排ガス処理触媒(VOC、悪臭物質等の完全酸化触媒)は創業以来培われた触媒技術をもとに厳密な品質管理のもとで生産されており、長期にわたって安定した性能を発揮します。
当社の排ガス処理触媒は主成分としてプラチナ、パラジウム等の貴金属を使用しており、低温領域においても優れた浄化作用を発揮します。

排ガス処理触媒


下の表は当社の排ガス処理触媒の例です。排ガスの成分に応じて最適な触媒を提案いたします。

排ガス処理触媒の種類と特性

形状型種寸法特徴
ハニカムCH-700シリーズ150mm□×50mmL汎用標準型
CH-800シリーズ耐熱型
球状C-700シリーズ3~5mmφ汎用標準型
C-800シリーズ耐熱型
C-900シリーズ前処理

特長・特性

  1. 低温から高温まで幅広い温度範囲で優れた性能を発揮します。
  2. 触媒成分として主に貴金属を使用していますので、高い脱臭効果が得られます。
  3. 熱耐久性や耐被毒性に優れた触媒をラインアップしており、耐熱型は700℃での長期使用実績があります。
  4. ハニカムタイプは低圧損と安定した性能を両立しています。
  5. 排ガスの成分に応じて、最適な触媒の提案が可能です。
  6. 直接燃焼法と比較して、より低い温度で排ガス処理が可能です。さらに反応熱を利用することで、エネルギーコストとCO2排出量の低減が可能です。
排ガス処理システムのイラスト

耐熱型CH-800シリーズ

熱劣化に強く、700℃での長期使用実績あり

ガス組成 : CO, C2H4, C2H6, C3H6, C3H8 (total 1% ca.) / O2 (4% ca.) / N2
処理温度 :  ≧700℃

耐S型CHTシリーズ

硫黄化合物に対する耐触媒被毒性を有する

ガス組成 : マレイン酸 (1000ppm), SO2 (300ppm) / Air
処理温度 : 300℃

実用例

発電設備やごみ焼却炉、ボイラーをはじめ、多様な排ガス処理に利用できます。

発電設備
ごみ焼却炉
ボイラー
各種工場

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