中国高吸水性樹脂企業化のための新会社設立の件

2003年5月15日

株式会社日本触媒(社長:柳田 浩、本社:大阪市中央区)は、このたび中国高吸水性樹脂(SAP)企業化に向け、中国江蘇省張家港市に新会社を設立・登記致しました。

当社では、SAPをコア事業と位置付け、これをグローバル展開することで世界シェア25%以上獲得することを基本戦略としています。目下、日本・米国・欧州三極で総生産能力23万トン/年を有しておりますが、基本戦略を達成するため、将来需要の伸張が期待できる中国を第4極目と捉え、昨年来立地の選定、フィージビリティ・スタディを進め、今般新会社を設立するに至りました。

今後は建設許可証取得等の諸手続きを進め、2003年後半に建設着工し、2004年内に完工を予定しております。この中国新プラント稼動により、4極での供給体制を確立し、ワールド・ワイドでのSAPプレイヤーとしての地位を堅持・発展できるものと考えております。

尚、江蘇省張家港市は上海に150キロ、南京に200キロメートルの長江デルタに位置する近代的な港湾都市で、市内に経済開発区・技術開発区、保税区を抱え、また中国随一の保健・衛生都市でもあり、近年では欧米化学メーカーが多数進出し、目覚しい経済発展を続けております。新会社の概要は、以下のとおりです。

[新会社の概要]

  1. 1.新会社名:
    日触化工(張家港)有限公司
    (英文名 NISSHOKU CHEMICAL INDUSTRY CO., LTD.)
  2. 2.立地:
    中国江蘇省張家港保税区付属区 江蘇省揚子江国際化学工業園(張家港市)
  3. 3.設立登記日:
    2003年4月24日
  4. 4.総投資額(見込):
    4千数百万ドル
  5. 5.総経理(社長):
    川村 清(現日本触媒 中国CA建設チームリーダー兼姫路製造所副所長)
  6. 6.事業内容:
    高吸水性樹脂の開発及び製造、販売
  7. 7.生産能力:
    高吸水性樹脂:30千トン/年

以上

[本件に関するお問い合わせ先]

株式会社日本触媒 総務部広報グループ 06-6223-9105

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