社員に対する社長就任挨拶(要旨) 株式会社日本触媒 五嶋祐治朗
- お知らせ
不確実性の時代、予測が難しい時代といわれる中で、社長の大役を任されることになり、多大なる責任を痛感するとともに、身の引き締まる思いです。
当社は、2014年度からの長期経営計画「新生日本触媒2020」を着々と推し進めてきました。その前半3年間は、2014年度、2015年度共に業績目標数値を達成し、順調な滑り出しとなりました。これは、中計目標達成に向けた皆さんの努力の賜物です。
しかしながら、2016年度になってSAP事業でグローバルな競争激化が起き、事業環境が激変しました。その結果、前年度と比較して販売数量は伸びたものの、大幅な減収、減益となりました。更には、次の柱となる新規事業、新規製品の確立が、計画に対して遅れ気味であることも、今後の重要な課題と考えます。
このように事業環境が激変する中で、これまでの戦略の延長線上には活路が見出せないという大きな危機感を抱きました。今こそが会社が大きく生まれ変わる機会と考え、後半中計の策定にあたり改めて戦略を練り直しました。次の時代への変革、飛躍を目指して新生を果たすという強いメッセージを込めて、後半中計を「新生日本触媒2020 NEXT」と改称しました。
後半中計では、SAP事業の競争力強化と新規事業・新規製品の創出加速に重点的に取り組んでいきます。SAP事業の競争力強化では、グローバルな競争激化に勝ち残るため、従来の固定概念を超えた方策で大幅なコストダウンを進め、事業の基盤強化を図っていきます。新規事業・新規製品の創出加速については、マーケット志向をより一層意識し、成長事業・分野への集中戦略へ転換し、それを実現していくための組織体制へ変革します。
安全であることが最も大事な経営基盤です。社是「安全が生産に優先する」のもと、安全・安定操業の確実性向上の取り組みを続けていき、また、社会との対話を深め、社会からのより一層の信頼獲得を目指していきましょう。
後半中計「新生日本触媒2020 NEXT」の実行にあたっては、これまで以上の強い意志と努力が必要です。社員全員が危機意識を持ち、一人ひとりが自らの役割と責任を理解して主体的に課題を設定し「考動」し、各部門において目標を達成していくことにより、「皆が誇れる会社」を実現していきましょう。
以上
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