ナノ炭素材料分野で3つの賞を受賞しました!

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株式会社日本触媒は、様々な分野での応用が期待されているナノ炭素材料の研究開発に取り組んでおり、以下2つの技術を有しています。

  1. 酸化グラフェンの量産技術
  2. 独自開発の可溶性炭素材料および、それを用いた液相ナノカーボンコーティング技術

今回、この 2 つの技術で 3 つの賞を受賞しました。
今回受賞した内容については、それぞれの学会で開催されるシンポジウム等で受賞講演を行う予定です。
受賞概要についてはこちら

酸化グラフェンナノシート学会/2022年度貢献賞

「酸化グラフェンの量産化および実用化の推進」小野博信、郷田隼、鴻巣修
2023年6月に開催の第19回酸化グラフェンナノシートシンポジウムにて受賞講演予定

石油学会/2022年度奨励賞[工業部門]

「可溶性炭素前駆体の生成過程の解明と液相を経由する炭素コーティング法への応用」郷田隼
2023年5月29、30日に開催の第65回石油学会年会にて受賞講演予定

日本トライボロジー学会/2022年度論文賞

「液相カーボンコートによるシリカ球状粒子の潤滑性向上」郷田隼、小野博信
2023年5月29~31日に開催のトライボロジー会議2023春・東京にて受賞講演予定

日本触媒のナノ炭素材料に関する技術

酸化グラフェン(Graphene Oxide)

              図:酸化グラフェンの構造模式図、AFM観察像、水分散体外観

酸化グラフェンは多くの酸素官能基を持ち、厚み:1nm、粒子径:数μmの超薄片構造を特徴とするナノ炭素系新素材です。また、水に分散剤フリーで分散することができます。
酸化グラフェンの合成は危険性が高く、工業規模での生産は困難でした。日本触媒では、これまで培ってきた化学品の製造における化学反応を安全・安定に制御する技術を駆使し、酸化グラフェンの量産試作に成功しました。
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ナノカーボンコーティング

                 図:可溶性炭素材料と液相ナノカーボンコート

当社キーマテリアルである“可溶性炭素材料”を用いることで、無機粒子に液相でカーボンコーティングが可能です。カーボンコート層の効果により、粒子に分散性、流動性、充填性、導電性、潤滑性などの機能を付与できます。
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