乾燥収縮低減剤(アクアガード®TD-200) 乾燥収縮低減剤
- 主な用途
モルタル・コンクリート用乾燥収縮低減剤
- 用途分類
基本情報
外観 | 無色~淡黄色、透明液体 |
---|---|
密度(g/cm³) | 1.092~1.127 |
粘度(20℃) (mPa・s) | 50~200 |
全アルカリ量 % | ≦0.05 |
塩化物イオン量 % | ≦0.01 |
容器 | 一斗缶(20kg)、ドラム(210kg)、IBCコンテナ(1100kg) |
特長・特性 ※特許取得済み
- コンクリートの乾燥収縮を大幅に低減します。
- 凍結融解抵抗性に優れるコンクリートを容易に作成することができます。
- 空気量および流動性への影響がほとんどなく、コンタミの影響がほとんどありません。
- 圧縮強度の低下がほとんどなく、
- 通常のコンクリートと同品質を示します。通常のコンクリートとフレッシュ性状、施工性がほとんど変わりません。
- 膨張材と併用することができ、ほとんど乾燥収縮しないコンクリートができます。
- 非危険物であり、水に容易に溶解するため、取扱い性に優れます。
作用機構(一般の収縮低減剤との違い)
- アクアガード®TD-200:保水作用により毛細管からの水分蒸発を抑制する弊社独自の技術によって、コンクリートの乾燥収縮を低減します。また、界面活性作用が低いため空気量調整剤(AE剤、消泡剤)の作用に影響しません。
- 一般の収縮低減剤:界面活性作用により毛細管内の水の表面張力を低下し、乾燥時に発生する毛細管張力を低下させることで収縮を低減します。
使用量・使用方法
- アクアガード®TD-200の標準使用量は、コンクリートに対し7.5~25kg/m³です。使用量決定に際しては、要求される収縮低減性能や配(調)合、使用材料などを考慮し、事前に試し練りを実施してください。
- 本剤は、単位水量の一部としてご使用ください。
- 本剤の添加方法は、プラントミキサへのプラント添加およびトラックアジテータへの後添加のいずれの方法でも使用可能です。
機能詳細
コンクリート物性
(1)コンクリート配合
コンクリート配合 | 混和剤(kg/m³) | 空気量(%) | |||||||
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W/C(%) | s/a(%) | 単位量(kg/m³) | 減水剤 | アクアガード® TD-200 | |||||
C | W+剤 | S | G | ||||||
アクアガード®TD-200添加例A | 55 | 48.6 | 309 | 170 | 888 | 939 | 2.2 | 9.6 | 5.8 |
アクアガード®TD-200添加例B | 11.5 | 5.3 | |||||||
アクアガード®TD-200添加例C | 19.2 | 4.6 | |||||||
無添加 | 2.9 | - | 5.1 |
細骨材:陸砂(表乾密度2.57g/cm³)
粗骨材:硬質砂岩砕石(表乾密度2.65g/cm³)
(2)乾燥収縮低減性
(3)凍結融解抵抗性
(4)圧縮強度
※これらの値は代表的な測定値であり、いかなる保証をなすものではありません。
施工事例
条件
- 施工方法:隣接した箇所にアクアガード®使用、未使用のコンクリートを打設
- コンクリート配合:水セメント比 53%(単位水量183kg/m³)、細骨材率 43.9%
- アクアガード®の使用量:20kg/m³
- 経過日数:5年
評価写真
アクアガード®使用時
(ヒビほとんどなし)
アクアガード®未使用時
(複数の軽微なヒビ発生)
※写真上のヒビについては、マーカーを用いて強調したものであり、建物自体の耐久性に影響を及ぼすものではございません
注意事項
- 保管、使用および取扱いの前に、当社の製品安全データシート(SDS)をご覧ください。
- 本ページの記載内容については、予告なしに変更する場合がありますので予めご了承ください。
- 本ページに基づき弊社製品をご使用の場合、第三者の用途、使用方法等に関する知的財産権にご注意下さい。かかる知的財産権に関連して発生する問題に関して、弊社は何ら責任を負いません。