開発品 高機能ポリマー型キレート剤 (アクアリック®FN-001) 特殊ポリマー

基本情報

アクアリック®FN-001は、キレート力・分散力・規制適合を同時に実現する高機能ポリマー型キレート剤です。水溶性ポリマーであるため、低分子キレート剤と比較して安全性に優れ、排水規制の厳しいリン系原料やPRTR対象となるEDTAと比較して、環境負荷の低減に寄与します。

また、従来のカルボン酸系ポリマーと同様に優れた分散性および再付着防止能を有しながら、同時に高いCaキレート能を発現する点が特長です。これにより、アクアリック®FN-001がキレート剤と分散剤の両機能を発揮し、硬質表面洗浄において安定した洗浄性能を発揮します。

リン系・窒素系原料を使用しない設計により、無リン・無窒素、PRTR非該当、NTAフリーを実現し、環境配慮と規制対応を重視した処方設計に適しています。

基本物性

外観微黄色~黄色の粘性液体
溶媒
固形分44 – 46%
pH6.0 – 8.0
粘度300 – 700mPa・s(25℃)

特長・特性

  • 高いCaキレート能によるタンパク・油洗浄性
  • 高アルカリ配合条件での高い相溶性
  • 環境負荷が少ない
アクアリック
FN-001
MGDA・3Naポリアクリル酸Na
相溶性
(高アルカリ配合)
タンパク洗浄性×
油洗浄性 △* △**
スケール防止性×
くもり汚れ防止性
△*:金属石鹸からのCa引き抜き:○、オレイン酸Caの付着抑制:×
△**:金属石けんからのCa引き抜き:×、金属石けんの分散性:〇

技術資料

機能

Caキレート能

FN-001は、低分子のキレート剤(MGDA・3Na)と同等の高いキレート能を有しています。 

FN-001は、低分子のキレート剤(MGDA・3Na)と同等の高いキレート能を有しています。 
試験方法: 所定量のキレート成分に対してCaCl2水溶液で滴定。Caイオン電極で遊離のCaイオン量を測定し、キレート容量を算出。
試験条件:キレート成分 200ppm、pH=12 (NaOH 400ppm)

アルカリ相溶性

FN-001は、高アルカリ配合条件で低分子キレート剤よりも高い相溶性を発現します。濃縮配合の系でも活用いただけます。

ポリマー型キレート剤
FN-001配合例
低分子キレート剤
配合例①
低分子キレート剤
配合例②
NaOH28%28%28%
FN-0018%
MGDA・3Na8%
EDTA・4Na8%
外観
(25℃)
※純分として

タンパク洗浄性

FN-001は高アルカリ配合でも低分子キレート剤同等の洗浄力を発揮し、汎用のポリアクリル酸Naよりも良好なタンパク洗浄性を発現します。

洗浄後外観(残存タンパクをアミドブラックで呈色)
FN-001は高アルカリ配合でも低分子キレート剤同等の洗浄力を発揮し、汎用のポリアクリル酸Naよりも良好なタンパク洗浄性を発現します。
洗剤組成:NaOH 20%、キレート成分 10%
洗浄条件:洗剤 0.2%、60℃×60秒洗浄 → 80℃×5秒すすぎ

スケール・くもり汚れ防止性

FN-001は、タンパク洗浄性に加えて、CaやMgのスケールや不溶塩由来のくもり汚れの抑制効果があります。

ガラスコップ洗浄後外観(5サイクル洗浄後)
FN-001は、タンパク洗浄性に加えて、CaやMgのスケールや不溶塩由来のくもり汚れの抑制効果があります。
洗剤組成:NaOH 20%、キレート成分 10%
洗浄条件:洗剤 0.2%、ADWで60℃×60秒洗浄 → 80℃×5秒すすぎを5サイクル

用途

用途(洗浄剤)
洗浄剤
用途(水処理)
水処理
用途(製紙)
製紙
用途(繊維処理)
繊維処理

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技術資料