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ポリエチレンイミンエトキシレート

製品名ポリエチレンイミンエトキシレート(PN-100)
構造式ポリエチレンイミンエトキシレート構造式
CAS No.68130-99-4
外観淡褐色粘稠液体
固形分80%
粘度≦700 mPa・s(30℃)
分子量13,000
比重1.128 g/ml(30℃)
pH8-11 (1% aq.)
用途各種洗剤原料、紙用薬剤(脱墨剤、ピッチコントロール剤)、顔料分散剤、水処理剤(スケール分散剤)、砥粒分散剤、めっき用添加剤

製品概要

ポリエチレンイミンエトキシレートは非イオン性の水溶性ポリマーで、以下のような種々の特長を有しますので、幅広い用途・分野への適用が可能です。

  • 種々の粒子に対する分散性付与
  • アニオン界面活性剤のブースト効果(CMC低下、吸着促進)
  • 金属表面への配位吸着能
  • 種々の有機溶剤への高い溶解性
  • 各種界面活性剤との高い配合安定性
  • 分岐構造に由来する粘度への低影響

用途例

分野用途ポリエチレンイミンエトキシレートの特長
洗剤洗剤原料アニオン界面活性剤のブースト効果(CMC低下、吸着促進)
再汚染防止効果(汚れ分散、布保護)
酵素とのシナジー、安定性向上
洗浄力向上効果
高い配合安定性(高濃縮洗剤にも配合可能)
製紙脱墨剤
ピッチコントロール剤
脱墨効率の増大、再汚染防止効果
ピッチへの吸着、および、分散性付与
水処理スケール防止剤シリカ系スケールへの吸着、および、分散性付与
塗料・インキ顔料分散剤アニオン性顔料への吸着、および、分散性付与
半導体CMP用砥粒分散剤シリカ系砥粒への吸着、および、分散性付与
表面処理めっき用添加剤金属表面への吸着、および、抑制効果

上記用途に関して、第3者の特許が存在する場合がございます。各用途への適用に際しましては、第3者特許への配慮をお願いします。

<粒子への分散性付与>

PN-100は種々の粒子への分散性付与効果を有します。一例として、泥とタルク(ケイ酸マグネシウム)の分散性評価結果をまとめました。

泥分散性試験

評価方法:
所定量の天然泥、界面活性剤、ポリマーを添加した泥水を作成し、撹拌。泥水を試験管に移して、所定時間静置。その後吸光度を測定。
評価条件:
界面活性剤量 0 or 1250ppm, ポリマー量 40ppm, 硬度 15dH, 温度 25℃

*界面活性剤:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム

タルク分散性試験

評価方法:
所定量の粒子、ポリマーを混合して撹拌。試験液を試験管に移して、振とうによって均一に分散させ、所定時間静置。その後吸光度を測定。
評価条件:
粒子量 500ppm, ポリマー量 10ppm, Ca濃度 200ppm, 温度 25℃

<アニオン界面活性剤のブースト効果>

PN-100はアニオン界面活性剤溶液に少量添加することで、界面活性剤の界面物性を改善することができます。
この効果によって、界面活性剤の使用量削減や性能向上が期待されます。

CMC
(mmol/dm³)
臨界ミセル濃度
分子占有面積
(nm²)
界面活性剤1分子が
占める面積
ΔG ads
kJ/mol
吸着のしやすさ
LAS1.191.16-59.4
LAS/ポリアクリル酸Na1.100.76-35.0
LAS/PN-1000.922.30-84.7
評価方法:
各界面活性剤濃度での表面張力をプレート法で測定。
評価条件:
界面活性剤量 0.1 - 10 mmol/dm³, ポリマー量 8.3ppm, 温度 25℃

① PN-100の添加によって界面活性剤の臨界ミセル濃度を低下させることができます。界面活性剤は臨界ミセル濃度を境にして各種性能(洗浄、浸透など)が大きく変化するため、界面活性剤の使用量削減が期待できます。

② PN-100の添加によって吸着ギブズエネルギー(ΔG abs)が低下することから、PN-100が疎水表面への界面活性剤の吸着を促進していることが示唆されます。

<衣料用洗剤用途での再汚染防止能>

PN-100の最終用途として衣料用洗剤用途が挙げられます。この用途においては、泥汚れの再汚染(洗濯中に一度落ちた汚れが再度付着する現象)の防止能を大幅に改善することができます。

評価方法:
天然泥汚染布と白布(再汚染判定布)を投入して洗浄操作。
その後、白布の汚染度を色差計により評価。計3回評価を実施。白布は繰返し使用。
評価条件:
評価装置 targot-o-meter, 界面活性剤量 250ppm, ポリマー量 8.3ppm, 硬度 15dH, 温度 25℃, 浴比 30

*LAS: 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
*PAE: ポリオキシエチレンアルキルエーテル

泥再汚染防止という観点でも界面活性剤使用量を大幅に低減することが可能です。本試験ではPN-100を添加することで界面活性剤量を半減しても同等の性能が発現しています。

評価方法:
天然泥と白布(再汚染判定布)を投入して洗浄操作。
その後、白布の汚染度を色差計により評価。計3回評価を実施。白布は繰返し使用。
評価条件:
評価装置 targot-o-meter, 界面活性剤量 125 or 250ppm (LAS:PAE = 1:1), ポリマー量 8.3ppm, 硬度 15dH, 温度 25℃, 浴比 30

*LAS: 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
*PAE: ポリオキシエチレンアルキルエーテル

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