環境に配慮した物流の取り組み

環境負荷低減にもつながるホワイト物流の推進

物流における気候変動対応として、燃料消費原単位やCO2排出原単位の削減、および大気汚染防止として排ガス対策に取り組んでいます。
経済状況に伴う輸送量および輸送手段などの変化が、燃料消費原単位やCO2排出原単位に与える影響はありますが、その原単位削減策として、①モーダルシフト※1率の向上、②輸送効率の向上、③GPS・ドライブレコーダーと連動したデジタルタコグラフの導入、④エコタイヤ装着、アイドリングストップ、⑤コンテナラウンドユースの推進などの省エネ活動を行っています。
大気汚染防止策として、①エコドライブおよびエコドライブを行う旨の表示(エコドライブステッカー)、②NOx・PM法の車種規制不適合車の不使用、③低公害・低燃費車の積極的な使用を進めています。
また、物流業界のトラック運転者不足が深刻になっていることを受け、持続可能な物流の実現を目指す「ホワイト物流推進運動」に賛同し、取り組みを進めています。輸送の生産性向上・効率化、および女性や60代の運転者なども働きやすい、よりホワイトな労働環境の実現を目的に、トラックでの長距離輸送からRORO船※2や鉄道利用への転換、同業他社との共同輸送の推進など輸送の効率化、積込・荷下ろし作業改善などを進めています。
さらに、この推進運動は同時に環境負荷低減にも寄与するものと考えています。

※1 モーダルシフト:輸送手段を鉄道や船などの大量輸送手段に変更することで、輸送の効率化を図り、あわせて省エネルギー、環境負荷の低減を図ること。
※2 RORO船(Roll-on/roll-off ship):貨物を積んだトラックやシャーシ(荷台)ごと輸送する船舶。

国内物流における燃料消費原単位およびCO2の排出量・排出原単位の推移

※3 トンキロ:輸送トンキロとは、貨物輸送量を表す仕事量の単位をいい、輸送した貨物の重量(トン)にそれぞれの貨物の輸送距離(キロ)を乗じたもので、経済活動としての輸送を的確に表す指標の一つ。
モーダルシフトの一例(鉄道タンクコンテナと荷役充填設備)

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