資源循環・廃棄物削減
日本触媒グループは環境保全方針の中で、「廃棄物や化学物質の排出量を削減するとともに、水資源を含む資源の循環および有効活用を推進し、循環型社会の実現に貢献します。」「環境負荷低減に貢献する製品や技術の開発、提供を積極的に行います。」と定めており、計画的な資源循環・廃棄物削減を推進しています。
具体的には、外部最終埋立処分量の削減を目指す“ゼロエミッション”ならびに外部処理委託する廃プラスチック量の削減目標を掲げ、着実に削減を進めています。また、当社グループ各生産拠点からの廃棄物量・リサイクル量データの収集および把握・管理や、資源有効利用のための廃棄物分別教育の徹底などに取り組んでいます。
プラスチック資源循環促進法への対応
日本触媒ではプラスチック使用製品産業廃棄物などの抑制・再資源化などを促進するため、2030年度までに外部処理委託する廃プラスチック量を2021年度(2,893トン)比30%削減することを、2023年に目標として定めました。
2024年度の外部処理委託した廃プラスチック量は、生産時の排出量の抑制や、廃樹脂およびプラスチックパレットのマテリアルリサイクルなどが進み、1,523トン(2021年度比47%削減)となりました。
目標を2021年度比50%削減に再設定し、排出量の抑制や再資源化(ケミカル/マテリアルリサイクル)をさらに推進していきます。
外部最終埋立処分量の削減
循環型社会形成を目指した取り組みの一つとして、廃棄物削減の推進が求められています。日本触媒は「ゼロエミッション(外部最終埋立処分量が廃棄物発生量の0.1%以下)の達成と継続」を目標に掲げ、分別回収やリサイクルなどを推進しています。
2024年度も分別回収の徹底とリサイクルの推進はもちろんのこと、廃棄物を削減する工程改良、副生物の再利用および製品残さの場内処理により外部最終埋立処分量を削減し、ゼロエミッションを継続しています。
廃棄物フロー図

グループデータ
廃棄物排出量の推移

リサイクル量の推移

外部最終埋立処分量の推移
