吹田地区研究所
代表者 | 取締役常務執行役員 住田 康隆 |
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所在地 | 大阪府吹田市西御旅町5-8 |
従業員数 | 442名 (2025年3月末) |
2024年度のRC活動の実績
労働安全衛生 | 休業災害 0件※1、不休災害 0件※1 |
保安防災 | A級・B級保安事故 0件 |
環境保全 | 廃棄物リサイクル率 100% |
※1 吹田地区研究所と姫路地区研究所の合計件数
労働安全衛生では、休業災害、不休災害ともに0件でした。今後も危険予知や管理面の対応も含めた活動を強化していきます。
保安防災では、初動対応訓練、全体訓練、消防署との合同訓練、そして消防署の指導の下で行う初期消火訓練を計画的に実施し、防災力の向上を図りました。また、研究部門での事故体験の風化防止のため、外部講師を招いて保安セミナーを開催しました。
環境保全では、廃棄物リサイクル率100%を継続しています。さらに、省エネルギー対策として設備の効率的な運転を進めています。
今後も持続可能で安全な研究活動を目指し、RC活動を推進していきます。

保護具着用に関する実務講習会
2024年4月1日に改正労働安全衛生法が施行され、労働者に保護具を使用させる事業場では保護具着用管理責任者の選任が義務化されました。さまざまな化学物質を取り扱う研究部門では、保護具が使用されるため、中央労働災害防止協会から講師を招き実務講習を開催しました。この講習会には保護具着用管理責任者を中心に32名の従業員が参加しました。
講習は保護具に関する学科と実技から構成され、実技では多数の保護具を手にする機会が提供されました。講師との質疑応答や参加者同士の意見交換も活発に行われました。
参加者からは、「保護具の選定根拠やメンテナンスの重要性を再認識できた」「学んだ知識を職場に展開し、安全意識を高めたい」などの意見が多く寄せられ、有用な研修であったとの評価を得ています。

GMP※2への取り組み
吹田地区研究所で2019年に稼働を開始したSGP棟は、新たな製品である中分子医薬品(治験薬を含む)の原薬製造を目的としており、GMPで管理されています。中分子は標的に対する高い特異性により、医薬品としてさまざまな疾患に活用可能と考えられ、多様な可能性をもつ化合物です。その原薬製造においては、作業時の安全の確保はもとより、人々が安心して使える安全な医薬品を提供するために、これまでのRC活動に留まらずGMPを順守し、品質の向上・安定化に取り組んでいきます。
※2 GMP:Good Manufacturing Practice(製造所における製造管理、品質管理の基準)
