サステナビリティ活動

  • TechnoAmenity Stories
  • ストーリーでわかる!日本触媒
  • 会社・製造所案内 MOVIE
  • お問い合わせ 日本触媒への各種お問い合せはこちらから

レスポンシブル・ケア活動

保安防災の取り組み

全従業員が社是「安全が生産に優先する」のもと、保安確保のためにさまざまな活動に取り組んでいます。

保安に対する基本姿勢

当社は、2012年の姫路事故の経験を踏まえて、保安に対する基本姿勢を徹底させるため、社是や「安全の誓い」、下記の保安管理の原則や、保安確保のための会社と各階層の役割を明確にし、全従業員に周知・徹底しています。


社是


川崎製造所社長視察


姫路製造所社長視察

保安管理の原則

社則「保安管理規則」に保安管理の基本原則や生産活動における行動原則などを定め、実践しています。


安全の誓い

<保安管理の基本原則(抜粋)>
(1) 社是「安全が生産に優先する」に基づき、保安を確保する。
<生産活動における行動原則>
(1) 稼働中に異常を発見した場合は、直ちに操業を停止する。
その責任は問わない。
保安に対するトップメッセージ

2019年度の「安全の誓いの日」を迎えるにあたり、社長は訓示で、安全は、全社員が日々の安全を意識した活動の積み重ねにより達成されるものであり、保安防災への意識を共有化し高め合うことで、「安全が生産に優先する」を徹底すること、および、「保安月間」(9月16日〜10月15日)に全職場で安全懇談会を開催し、安全文化の醸成における自らの役割と責任について再確認することを要請しました。
また、社長は、姫路・川崎両製造所を安全視察し、従業員と積極的に対話するとともに、改めて、社是「安全が生産に優先する」の徹底を強く訴えました。

自主保安活動の推進

当社は創業以来、自社技術による安全生産を確保し、A級・B級保安事故ゼロを目標として、自主保安活動を推進しています。

トラブル未然防止活動

プラントの潜在的なリスク抽出方法としてHAZOPを採用し、定常、非定常を含めて計画的に実施し、さらに、変更管理および非定常作業管理を確実に実施することで、トラブルの未然防止を図っています。
また、小集団活動として、姫路製造所ではHMI活動、川崎製造所ではTPM活動を展開し、不具合の抽出や改善活動を進めています。
今後も、多面的に活動を展開し、トラブルの未然防止活動を進めていきます。

計画的な安全対策の実施

事故発生時は、多面的に原因を解析して対策を実施するとともに、設備の恒久対策は保全計画に反映し、計画的に実施しています。また、設備の経年劣化対策も計画的に進めています。

地震対策

2011年の東日本大震災の経験から、巨大地震・津波への備えを、ハード面、ソフト面から見直し、対策を講じています。また、定期的に見直し、強化を図っています。
既存の高圧ガス設備の耐震性向上対策については、鋼管ブレースを有する球形貯槽、および耐震設計上の重要な高圧ガス設備に該当する塔槽類は耐震基準に適合していることを確認し、関係行政に報告済みです。配管については2020年度も引き続き耐震対策に取り組んでいきます。

保安事故実績

2019年度は、A級、B級保安事故共に0件でした。今後も、安全活動の継続的改善を図りながら、保安事故の未然防止に努めます。

保安事故件数推移

教育・訓練の充実

保安に関わる能力・スキルを強化するため、化学プラントのリスクマネジメントに関する教育の充実を図っています。
2018年度に引き続き( 公社) 山陽技術振興会の講師を招いて、事業所の職長級以上を対象にリスクマネジメントに関する講座を、また主に基幹職を対象に安全マネジメントに関する講座を開催し、研究部門を含む全事業所で51名が受講しました。
HAZOP実施者の能力向上と次世代の育成を目的に、両製造所で、外部講師を招いてのHAZOP研修会を2019年度も開催しました。
また、両製造所では、手順やルールの根拠を理解させ、技術伝承を行えるようKnow-Whyを収集、整理して教育に活用しています。
今後も、従業員の意見も踏まえつつ社内外の教育を継続して、保安知識と意識の向上を図っていきます。


HAZOP研修会


「事故の教訓から学ぶリスクアセスメント」講座

保安管理活動の維持・改善

毎年、姫路・川崎両製造所に対して経営層によるRC査察を実施していますが、2019年度も、両製造所の保安管理活動について検証しました。
また、レスポンシブル・ケア室担当役員を委員長とした本社による保安監査も実施し、保安管理活動の継続的改善を図っています。

高圧ガス認定事業所

川崎製造所千鳥工場、および浮島工場は、高圧ガス認定完成検査・保安検査実施者として、それぞれ1989年、1991年に経済産業省より認定を受け、5年ごとに更新審査を受けています。
この制度は、自主保安体制が優れている事業所において、高圧ガス製造施設の連続運転や自社での保安検査が認められているものです。

防災訓練の充実

事業所ごとに防災体制を確立し、各種防災訓練を毎年計画的に実施しています。
姫路製造所では、網干、飾磨両消防署との総合防災訓練を実施し、川崎製造所では、臨港消防署、地域防災協議会との総合防災訓練を実施しました。また、吹田地区研究所でも、吹田市南消防署との総合防災訓練を実施しました。
防災訓練で抽出された課題を次回の訓練に反映させることで、防災体制や教育・訓練などを見直し、強化していきます。


川崎製造所総合防災訓練


姫路製造所総合防災訓練


吹田地区研究所総合防災訓練

安全優先の風土強化

姫路製造所では「安全基本行動の自己チェック」、川崎製造所では「安全行動チェック活動」など、両製造所独自の取り組みを行い、安全優先の風土強化に努めています。
また、姫路製造所では、2019年6月にNPO法人保安力向上センターによる保安力(安全基盤)第三者評価を受けました。2020年度には安全文化の第三者評価を受ける予定です。提言内容をRC計画に反映させ、保安力の継続的改善を図っていきます。

事故の風化防止


安全の誓い式

2012年の事故を風化させることなく、二度と事故を起こさない決意を明らかにするため、2019年度も、姫路製造所「安全の誓」の碑の前で「安全の誓い式」を開催し、改めて保安力を向上していくことを誓いました。
また、新たな取り組みとして、保安月間に発災タンクなどの展示を始めました。

表彰


兵庫県高圧ガス保安責任者大会での表彰

( 一社)兵庫県高圧ガス保安協会総会・兵庫県高圧ガス保安責任者大会にて、姫路製造所従業員が、優良高圧ガス保安責任者として会長表彰を受けました。

語句の説明

HAZOPHazard and Operability Study)
プラントの潜在的な危険性を網羅的に摘出して、それに対する安全対策が十分であるかを系統的に検討する安全性評価手法。
HMI(姫路ものつくり一新)活動
姫路製造所における、改善・改革を進める活動。
TPMTotal Productive Maintenance)活動
生産システムの総合的効率を極限まで追求する生産方式の実現を目指す改善活動。