川崎製造所

製造所概要

所長執行役員 武田 浩治
所在地千鳥工場 神奈川県川崎市川崎区千鳥町14-1
浮島工場 神奈川県川崎市川崎区浮島町10-12
従業員数372名 (2026年3月末)
生産品目酸化エチレン、エチレングリコール、エタノールアミン、ポリエチレンイミン、セカンダリーアルコールエトキシレート、コンクリート混和剤用ポリマー、アクリル酸特殊エステル など
製造所長 武田 浩治

2025年度のRC活動の実績

労働安全衛生重篤災害 0件、休業災害 0件、不休災害 6件(協力会社含む)
保安防災1級保安事故 0件、2級保安事故 1件
環境保全約800kL/年(原油換算)相当の省エネ対策実施

労働安全衛生では重篤・休業災害ゼロを達成したものの、不休災害が6件発生しました。対策として、作業手順の見直しや現場表示による注意喚起を実施しました。さらに、今回の労働災害事例を題材とした安全教育を繰り返し実施することで類似トラブルの再発防止を図っています。
保安防災では2級保安事故が1件発生し、目標未達となりました。対策として設備改造を行い、再発防止を図りました。また、プロセスリスクの新たな評価手法として、リスクを定量的に算出するHAZOP–LOPA手法の規程整備が完了しました。来期から計画的に実行していきます。
環境保全では、環境トラブルが1件(構内漏えい)発生しました。対策として、作業手順の見直しなどを行い、再発防止を図りました。また、PRTR法対応では、ほう素や酸化エチレンなどの排出量削減に引き続き取り組みました。
今後も先進技術を取り入れながら、RC活動を推進し、安全でより信頼性の高い製造所を目指します。

フィットテストの実施

労働安全衛生法関係規則の改正により、一定の化学物質を取り扱う作業などのうち、呼吸用保護具(マスクなど)を使用する作業者については、健康障害防止のため、原則として1年以内ごとに1回、マスクが顔に適切に密着しているかを確認する「フィットテスト」を実施することが求められています。
本改正を受け、川崎製造所ではフィットテスターを導入し、フィットテストの実施が求められる一部の作業者だけでなく、予防・教育の観点から全従業員を対象に広げ、フィットテストを実施しました。
フィットテストの結果、多くの従業員について、日頃の装着方法に問題がないことが確認されました。一方で、一部の従業員では装着不良が確認されたため、マスクの締め付け方法の見直しや、マスクサイズの変更などについて指導を行いました。2026年度は、必要に応じて協力会社の従業員にも対象を拡大し、引き続き健康障害リスクの低減に取り組んでいきます。

フィットテスト

DXによる技術継承と人財育成

川崎製造所では、製造部門での人財育成において、DX(デジタルトランスフォーメーション)を積極的に活用した取り組みを進めています。その一環として、運転員(オペレーター)向けに、運転訓練シミュレーター(OTS : Operator Training Simulator)を用いた教育・訓練を推進しています。
現場で培われてきた知見や運転ノウハウをデジタル上で再現・共有することで、教育の質を高め、より実践的な育成につなげることを目的に、千鳥工場・浮島工場の製造部門と連携し、システム開発会社の協力のもと、新たなOTSを導入しました。
このシステムでは、実際のプラントで使用している操作画面を再現した仮想環境を構築し、現場に近い感覚で操作を体験できる点が特長です。通常運転(操業時の設備の運用・操作)に加え、設備の立ち上げや運転条件変更、トラブル時や緊急時の対応も、安全な環境のもとで繰り返し訓練を行うことができます。
デジタル技術の活用により、これまで熟練オペレーターの経験や勘に依存しがちだった判断や対応を可視化・体系化し、確かな技術の継承を実現しています。今後もDXを通じて、現場の対応力の向上と、安全で信頼性の高い操業を支える人財育成に取り組んでいきます。

訓練シミュレーター

製造所データ

エネルギー使用量・消費原単位の推移

※1 「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律(省エネ法)」の改正に伴い、2023年度実績から算定方法を見直しました。

CO₂排出量・原単位の推移

※2 カーボンオフセット都市ガスのオフセット量を含みます。
※3 「地球温暖化対策の推進に関する法律(温対法)」の改正に伴い、2023年度実績から算定方法を見直しました。

SOx、NOx、ばいじん排出量の推移

COD排出量の推移

廃棄物排出量、リサイクル量、外部最終埋立処分量の推移

PRTR法対象物質排出量の推移

  

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