川崎製造所

所長執行役員 岡 義久
所在地千鳥工場 神奈川県川崎市川崎区千鳥町14-1
浮島工場 神奈川県川崎市川崎区浮島町10-12
従業員数370名
生産品目酸化エチレン、エチレングリコール、エタノールアミン、ポリエチレンイミン、セカンダリーアルコールエトキシレート、コンクリート混和剤用ポリマー、アクリル酸特殊エステル など
連絡先TEL 044-288-7366/FAX 044-288-8492

2022年度のRC活動の実績

労働安全衛生休業災害 2件、不休災害 1件(協力会社含む)
保安防災A級、B級保安事故 0件
環境保全約3,400kL/年(原油換算)相当の省エネ対策実施

労働安全衛生では、休業災害2件(腰痛、転倒)、不休災害1件(薬傷)が発生しましたが、作業方法の教育や足場の強化により、類似トラブル防止の徹底を図りました。
保安防災では、安全管理を徹底することで、A級・B級保安事故ゼロを達成しました。また、保安力向上センターによる第三者評価を受けて、安全基盤・文化が維持されていることを再認識するとともに、その強化に向けた課題を抽出できました。
環境保全では、設備改造による熱回収の強化などの省エネ対策を実施しました。また、PRTR法対象物質については、ほう素の回収などに引き続き取り組むとともに、法改正による追加対象物質を中心に総点検を実施して、排出量を漏れなく把握できていることを確認しました。
今後もRC活動を推進し、安全でより信頼性の高い製造所を目指します。

製造所長 岡 義久

管理部門向け体験教育

最近は化学プラントにおける「怖さ」を実体験する機会が少なくなり、危険に対する感性の向上を目的として体験教育を行っています。川崎製造所では、若年層オペレーター向けのほか、製造現場に行くことの多い技術部、エンジニアリング部などの管理部門向けにも体験教育を実施しています。
薬傷体験では、実際に取り扱う酸やアルカリの薬液に鶏肉や保護具の材質片を触れさせて、変色や変形の様子を確認します。あわせて、薬液に接触した鶏肉を水で洗浄しても、pHが容易に中性に戻らないことを実演し、薬液接触時の洗浄の重要性を学習します。また燃焼体験では、さまざまな危険物を実験室で燃焼させ、危険物による炎の色や見え方を確認します。
今後も製造所で働く人たちに対する教育の有効性を考え、安全意識の向上に取り組んでいきます。

薬傷体験
燃焼体験

若年層の現場力強化

川崎製造所では、RC推進計画における教育・訓練の実施活動の一つとして、技術伝承資料の充実と活用を掲げています。製造部門ではベテラン社員が習得している暗黙知を若年層へ伝承する取り組みの一環として、点検技能強化教育を継続して実施しています。
ここで指導にあたるのは、製造部門で長年運転管理や設備改造などの業務を遂行し、製造ノウハウを熟知している定年後の再雇用者です。経験豊富な再雇用者が若手課員の現場点検に同行し、現物を前にした点検ポイントの指導のほか、点検対象以外の設備についても改造経緯の説明や構成・運転条件の議論を行います。若年層の点検作業に新たな視点を加えるとともに、現場で起きている変化に気付き対応する力の向上につなげています。

点検技能強化教育の実施状況

事業所データ

エネルギー使用量・消費原単位の推移

CO₂排出量・原単位の推移

※ CN都市ガスのオフセット量を含みます。

SOx、NOx、ばいじん排出量の推移

COD排出量の推移

廃棄物排出量、リサイクル量、外部最終埋立処分量の推移

PRTR法対象物質排出量の推移

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